3.2
EUC

1. EUCについて

AppConsoleの機能は将来削除される予定です。

エンドユーザー向けにメタデータ定義の一部の定義を行える機能としてAppConsoleを提供します。

エンドユーザーが以下の機能を利用することができます。

  • Entity定義の作成、編集、Entity権限の設定

  • Menu定義の作成、編集

編集はウィザード形式を利用するなどユーザーフレンドリーな形式をとっています。
またカスタムロジックの設定などアプリケーションを壊す可能性のある設定は行えないようにするなど、 画面で編集できる機能を制限しています。

2. AppConsole

2.1. 操作説明

Top画面

AppConsoleのTop画面です。
Top画面には、Entityの一覧画面が初期表示されます。 また、メニュー部分で表示を切り替えます。

appcon top

A.メニュー

Entity設定その他の設定 のメニューを切り替えます。 その他の設定 には、メニューの編集機能があります。メニューについては、Menu編集画面で説明します。

appcon top other menu

B.メニューコンテンツ

メニューに対するコンテンツを表示します。 Top画面を表示したタイミングでは Entity設定 が選択されているため、Entity編集画面が表示されます。 Entity編集画面で説明します。

Entity編集画面

AppConsoleではEntityの追加や編集、Entity権限の設定を行うことができます。

Entity編集画面は3つの構成になっています。

appcon entity top

A.ツールバー

Entityの新規作成や一覧のリフレッシュ、一覧の絞込みを行う機能です。

B.カスタムEntity

ユーザーが作成したEntityの一覧が表示されます。
一覧から編集したいEntityを選択することで、詳細画面に遷移します。詳細画面で編集や削除することができます。

C.システムEntity

ユーザーが作成したEntity以外に、ユーザーに公開させたいEntityの一覧が表示されます。
一覧から編集したいEntityを選択することで、詳細画面に遷移しますが、編集することはできません。 またユーザーに公開したいEntityは、AdminConsoleで設定することができます。

  • 新規登録
    Entityを新規で登録するには、 Entityを新規追加 を実行します。 Entityの登録画面が表示されます。

    新規登録時は、 A に記載のように、 属性の設定 プロパティの設定 権限の設定 の3つのフローを順番に実行していきます。

    appcon entity create

  • 編集
    登録済みのEntityを編集するは、 一覧から対象のEntityを選択します。Entityの詳細画面が表示されます。 詳細画面で 編集 を実行することで編集画面に遷移します。

    appcon entity detail

    編集画面ではフロー形式ではなく、それぞれのカテゴリごとに編集を行います。

    appcon entity edit

Entity属性設定

名前や説明を設定します。

プロパティ編集

プロパティの設定画面には、設定されているプロパティの一覧が表示されます。

appcon entity property

  • 編集
    プロパティを選択するとプロパティの編集画面が表示されます。 それぞれのカテゴリごとに編集を行います。

    appcon entity property edit

  • 新規追加
    新規でプロパティを追加する場合は、 +ボタンを選択します。プロパティの追加画面が表示されます。

  • 削除
    プロパティ削除したい場合は、 ゴミ箱ボタンを選択すると、ゴミ箱に移動します。 ゴミ箱から復元したい場合は、 復元ボタンを選択すると、プロパティ定義に再度追加されます。

    appcon entity property delete

    Entity定義を保存したタイミングでゴミ箱は空になります。
プロパティ追加

新規追加時は、 A に記載のように、 型の選択 属性の設定 入力制約 の3つのフローを順番に実行していきます。

appcon entity property create

型の選択画面

プロパティのデータ型を選択します。型を選択すると、属性の設定 画面に進みます。

プロパティ属性設定画面

名前や説明を設定します。

プロパティ入力制約設定画面

入力制約設定画面は、共通的な制約条件を入力する部分と、選択した型に特化した制約を入力する部分に分かれます。

appcon entity property validation

下記は、「テキスト」型の場合の例です。

appcon entity property type validation

Entity権限設定

登録されているロールが一覧で表示されるので、許可する権限を選択します。

appcon entity permission

EntityMenuItemの追加

Entityを新規で登録する場合は、確認画面が表示されます。

確認画面内の オプション の「標準メニューに登録Entityのメニューを追加する」を選択すると、 権限設定で参照を許可したロールに対応するメニュー定義にメニューが追加されます。

appcon entity confirm

Menu編集画面

AppConsoleでは登録されているロールに対して、メニューの追加や編集を行うことができます。

ロール選択

メニューの編集には、まず対象となるロールを選択します。

appcon menu role

一覧から、対象のロールを選択します。メニューの詳細画面が表示されます。

  • メニュー詳細画面

    appcon menu detail

    メニューがまだ作成されていない場合は、メニュー作成画面が表示されます。 メニューを新規で作成するか、既に登録されているメニューを選択することでコピーした状態から編集することができます。

  • メニュー作成画面

    appcon menu new

メニュー編集

メニュー編集画面は3つの構成になっています。

appcon menu edit

A.ツールバー

アイテムを追加する場合は、+ボタンを選択します。 その横のボタンは、Bのツリー表示の開閉を行います。

B.メニューツリー表示部

メニューをツリー構造で表示します。 アイテムを選択するとCの部分にアイテムの詳細が表示されます。

C.アイテム詳細表示部

Bで選択されたアイテムの詳細を表示します。 移動やツリーからの削除、アイテム自体の削除を行います。 またアイテムを編集する場合は、右上の編集ボタンを選択します。

  • アイテムの移動
    アイテムを移動する場合は、移動先を選択する画面に切り替わります。

    appcon menu item move

アイテム追加

メニュー編集画面で追加を選択するとアイテムの選択画面が表示されます。 登録済みのアイテムを選択するか、新しく作る場合は+ボタンを選択します。

  • メニューアイテム選択画面

    appcon menu item select

  • メニューアイテム登録画面

    appcon menu item create

登録済みのアイテムから「ツリーに追加」を選択するか、新規でアイテムを保存すると、 アイテムの追加先選択画面が表示されます。

  • メニュー追加先選択画面

    appcon menu item add

2.2. 設定

権限設定

AppConsoleは、AppAdmin ロールに属するユーザーのみが利用できるようにあらかじめ設定されています。

ロール

AppAdmin としてロールが定義されています。
AppAdmin ロールは、 AppAdmin グループに所属するユーザーが条件になっています。

Action権限

AppConsoleは以下のAction権限により実行可否を制御します。

appcon/index

Tenantが作成された段階であらかじめ appcon/index Actionに対して権限が設定されています。

エンドユーザーに対してAppConsoleの利用を許可する場合は、以下のどちらかの方法を実施してください。

  • ユーザーの所属グループに AppAdmin を設定する

  • 独自のロールに対して、 appcon/index Actionへの権限を付与する

メニュー設定

AppConsole画面を起動するには、 appcon/index Actionを実行します。
MenuItem定義にこのActionを実行するメニューを追加するか、 あらかじめとUrlMenuItemとして定義されている appcon/template/top メニューを利用してMenuに設定ください。 標準では別タブで開くよう設定するため、UrlMenuItemで定義しています。

Preference設定

AppConsoleのカスタマイズはPreference機能で行います。

appcon/appconPreference

以下はデフォルトで提供しているAppConsoleのPreferenceです。 必要に応じて変更してください。

項目 説明 初期値

entity/customPrefix

ユーザーが作成するEntity定義の名前につける接頭辞。
ユーザーが作成したEntityはこの配下に作成します。また画面の「カスタムEntity」に表示されるEntityもこの配下のもののみです。

_custom.

entity/includeSystemPrefix

Entity設定画面で「システム Entity」として表示するEntity名の正規表現。
いくつかに分けて複数定義することも可能です。複数の場合はORとして判定します。

(mtp\.Information)|(mtp\.auth\.Group)|(mtp\.auth\.Rank)|(mtp\.auth\.User)