3.2
Eclipse plugin

Gradle Plugin のリリースに伴い Eclipse Plugin は非推奨になりました。機能は将来削除される予定です。
今後は Gradle Plugin を利用してください。

1. Eclipse pluginについて

iPLAssのデフォルト設定では各種メタデータはRDBで管理されます。 RDBで管理する場合、バージョン管理による履歴は残りますが、各バージョン間の差異等は分かりません。 そのため複数の開発者で更新を繰り返すと、変更点が分かりにくくなるというデメリットがあります。

これを解消する方法として挙げられるのが、ファイル(XML形式)によるメタデータの管理と、ソース管理システム(git、svn等)を活用したバージョン管理になります。

iPLAssにはメタデータをXMLファイルとして出力する機能があります。 このXMLファイルを管理可能な形でローカルプロジェクトに取り込むツールとして、Eclipse Pluginを提供しています。

2. 動作環境

  • Eclipse MARS(4.5), Neon(4.6), Oxygen(4.7)/Windows64bit版

  • iPLAss3.0以降

3. インストール

こちら からダウンロード可能です。ダウンロード後、
plugins/org.iplass.mtp.eclipse_[バージョン].v[ビルド日時].jarを
[Eclipseインストールフォルダ]/pluginsに追加してください。
以前のバージョンのjarファイルが存在する場合は、以前のバージョンのjarファイルを削除します。

4. メタデータの取り込み

以下の手順で開発用のテナント(RDB)からローカルのプロジェクト内にメタデータを移行します。

  1. メタデータのエクスポート
    テナントローカルのメタデータを、AdminConsoleのMetaDataExplorerからエクスポートします。

  2. service-configの編集
    アプリケーションが利用しているservice-configにて、MetaDataRepositoryの設定を変更します。 tenantLocalStoreプロパティのコメント化を解除します。 CompositeMetaDataRepository内のstoreプロパティにXmlFileMetaDataRepositoryが定義されているので、その中のlocalTenantIdに開発用のテナントのIDを設定します。 また必要に応じてファイル出力先(fileStorePath及びgroovySourceStorePath)を変更します。

  3. メタデータのインポート
    Eclipseのメニューやプロジェクトのコンテキストメニューからインポートを選択します。 ウィザードが表示されるのでiPLAss>iPLAss MetaData Importと選択します。 「Source MetaData File」にエクスポートしたメタデータファイルを選択します。 「宛先プロジェクト」と「Service Config Path」を選択した後、完了ボタンを押します。

    インポートが完了すると、XmlFileMetaDataRepositoryのfileStorePathで指定したディレクトリに種類毎に分割されたメタデータファイルが格納されます。

4.1. Tomcat実行時の設定

XmlFileMetaDataRepositoryのfileStorePath及びgroovySourceStorePathに相対パスを設定している場合、Eclipse WTPプラグインのTomcatワーキングディレクトリの設定変更が必要です。 サーバ>ローカルホストでのTomcat v9.0>起動構成を開く>引数タブ>作業ディレクトリ>その他 にて設定可能です。以下のようにプロジェクトフォルダを設定してください。

例: ${workspace_loc:mtp-blank}

これで、インポートしたメタデータファイルをiPLAssが認識できるようになります。 なお、絶対パスで設定している場合は、ワーキングディレクトリの設定は不要です。

5. Entityメタデータの最新化

Entityのメタデータについては、開発用のテナント(RDB)の最新内容を以下の操作で取り込むことができます。

  1. メタデータの取り込み
    前述の手順で、予め他のメタデータの取り込みを済ませておきます。

  2. Entityメタデータの最新化
    プロジェクトのコンテキストメニューからiPLAss>Reflesh entity metadata from databaseを選択します。 ダイアログで、「Service Config Path」と「Destination folder」を入力して、OKボタンを押します。

    インポートが完了すると、XmlFileMetaDataRepositoryのfileStorePathで指定したディレクトリにEntityのメタデータファイルが格納されます。

アプリケーションが利用しているservice-configにて、XmlFileMetaDataRepositoryやDB接続先の定義を変更していない場合は、Skip reload service config as it was not modified.にチェックを入れることで最新化処理を速くできます。
メタデータの取り込みは、指定したプロジェクトのiPLAssのjarファイルが利用されます。一度取り込みすると、Eclipse実行中は他のプロジェクトのjarファイルには切替えできません。切替えたい場合は、Eclipseを再起動してください。

6. Git/SVNの利用

Git/SVN等のソース管理システムを利用することで、メタデータの変更管理ができるようになります。

競合や差分が発生した場合、EclipseのGit pluginやSVN pluginを利用し、変更内容の確認やマージ、コミット等を行ってください。