4.0
定型集計 

1. 定型集計

定型集計は予め設定された集計方式、検索条件を元に、データの集計やグラフ表示を行います。 単一のエンティティを対象にした単純集計とクロス集計、複数の集計やグラフをまとめて表示するダッシュボードがあります。

2. 操作説明

2.1. 単純集計/クロス集計

エンティティのデータを集計し、集計データやグラフとして表示する画面です。

aggregation view

A.フィルタ条件

検索 をクリックすると、フィルタ条件を元にデータの集計を行います。 右側の + をクリックすると、フィルタ条件を追加できます。 クリア をクリックすると、画面表示時のフィルタ条件に戻ります。

B.ページング

集計データが集計結果の表示上限を超える場合に表示されます。 クリックすると前後のデータを表示します。 単純集計の場合のみ表示します。

C.集計結果

エンティティの集計データを表示します。

D.グラフ

集計データを元にグラフを表示します。 折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフ、ドーナツグラフ、バブルチャート、散布図、ピラミッド、レーダーチャートがあります。

E.CSV Download

集計結果に表示されている内容をCSVファイルとしてダウンロードします。

右クリックメニュー

集計結果やグラフのデータ部分を選択し、右クリックするとメニューが表示されます。

aggregation menu

ローデータ

集計データの元となったローデータに関する操作です。

  • 表示
    選択した集計データの元となったローデータを画面に表示します。

  • CSV Download
    選択した集計データの元となったローデータをCSVファイルとしてダウンロードします。

  • リストに保存
    集計時の情報(フィルタ条件や選択行、選択セル)を保存します。 保存した結果は保存リストから参照、復元できます。

選択解除

集計結果の選択行を未選択状態にします。

全選択

集計結果の全行を選択状態にします。

全選択解除

集計結果の全行を未選択状態にします。

画像出力

グラフをpng画像としてダウンロードします。

ズーム解除

クリックや範囲選択で拡大したグラフを元に戻します。

2.2. ダッシュボード

複数の集計をまとめて表示できます。 また、グラフを横断してフィルタ条件を指定したり、特定の項目で絞り込むドリルダウンが行えます。

dashboard view

A.フィルタ条件

検索 をクリックすると、フィルタ条件を元にデータの集計を行います。 右側の + をクリックすると、フィルタ条件を追加できます。 クリア をクリックすると、画面表示時のフィルタ条件に戻ります。

B.集計画面を表示する

元となった集計画面を表示します。

3. 集計の管理

3.1. Aggregationの作成

Aggregationアイコンを右クリックして 集計情報を作成する を選択してください。 集計タイプ(Simple/Crosstab)とエンティティ定義名を選択してください。

3.2. 設定

共通項目

設定可能な項目は下記となります。

設定項目 設定値

集計タイプ

集計タイプを選択します。

Simple

定型集計、エンティティのデータを集計、一覧表示する

Crosstab

定型集計、エンティティのデータをクロス集計、表示する

Cubeについては簡易BIを参照してください。

Entity定義名

集計タイプがSimple、Crosstabの場合に集計対象となるエンティティを選択します。

集計を特権で行う

権限設定に関わらず集計を行いたい場合にチェックします。 集計対象エンティティの参照権限がないユーザーにも集計結果の閲覧を許可したい場合等に利用します。

初期表示時にグラフと集計表を表示しない

初期表示時ではなく、検索ボタン押下時に初めてグラフと集計表を表示するようにしたい場合にチェックします。 ただし、フィルタ項目が1件以上設定されている必要があります。

集計結果を表示する

集計結果の表を表示したい場合にチェックします。 グラフは表示したいが、結果表は表示したくない、またはその逆の場合に利用します。

グラフを表示する

グラフを表示したい場合にチェックします。 グラフは表示したいが、結果表は表示したくない、またはその逆の場合に利用します。

集計表の上にグラフを表示する

集計表の上部にグラフを表示したい場合にチェックします。 デフォルト(未チェック状態)では集計表の下にグラフを表示します。 集計結果、グラフともに表示設定されている事が前提です。

グラフと集計表を並べて表示

集計表とグラフを横に並べて表示したい場合にチェックします。 集計結果、グラフともに表示設定されている事が前提です。 集計表の上にグラフを表示する がチェックされている場合は、 右:グラフ、左:集計表 になります。

CSVダウンロードを許可する

集計画面でCSVダウンロードボタンが表示したい場合にチェックします。

CSV file name format

CSVファイルダウンロード時のファイル名をGroovyTemplate書式を利用して指定します。 詳細はCSV file name formatを参照してください。

フィルタ項目

集計画面で利用可能なフィルタ項目を設定します。 詳細はフィルタ項目を参照してください。

Edit default filter

フィルターの初期条件を設定するスクリプトを記述できます。 詳細はEdit default filterを参照してください。

Edit Custom ViewScript

集計画面内に埋め込むカスタムコード(HTML)を設定できます。GroovyTemplateとして定義します。

Edit JavaScript Code

集計画面内で実行するJavaScriptを設定できます。
コードは<script>タグ内に出力されます。GroovyTemplate形式ではないためバインド変数などは利用できません。

CSV file name format

CSVファイルダウンロード時のファイル名をGroovyTemplate書式を利用して指定します。 フォーマットが指定されている場合、ボタンに (*) が表示されます。 /とスペースについては、_(アンダースコア)に変換します。

利用可能なバインド変数は、編集ダイアログの Notes を参照してください。

(例)CSVファイル名の後ろに出力時の時間を付加する。
${csvName}_${yyyy}${MM}${dd}${HH}${mm}${ss}
(例)保存リストの場合は保存名を先頭に付加する。
<%
def fileName = defDisplayName;
if (savedListName != null) {
    fileName = savedListName + "_" + defDisplayName;
}
%>
${fileName}_${yyyy}${MM}${dd}${HH}${mm}${ss}
フィルタ項目

集計画面で利用可能なフィルタ項目を設定します。 画面右側にある Properties より、フィルタ項目としたいプロパティをフィルタ項目表内部にドラッグ&ドロップします。 フィルタ項目のドラッグ&ドロップ後、対象フィルタ項目の右の鉛筆マークをクリックする事で下記設定が可能になります。

項目 設定値

プロパティ表示名

フィルタ項目としての表示名を指定します。

表示タイプ

プルダウン選択時は下部にある 追加 ボタンをクリックし、選択値を設定する必要があります。 プルダウンはプロパティの型によって設定できる項目が変化します。

選択値

表示タイプでプルダウンを選択した場合に、値と表示名をそれぞれ設定します。

また、必須列にある鉛筆マークをクリックすると、フィルタ条件を必須項目にするかを指定できます。 必須項目にした場合、さらに利用可能な比較演算子を指定できます。 なお、フィルタ条件の型により、予め利用可能な比較演算子は決まっています。 利用できない比較演算子を選択した場合、集計画面では表示されません。

Edit default filter

フィルターの初期条件を設定するスクリプトを記述できます。 設定内容については表示方法を参考にしてください。

以下はスクリプトの記述例になります。 バインドされているマップにキーと値を設定します。

initCondMap.put("doFilterAggregation", "true");
initCondMap.put("point_ope_0", "LE");
initCondMap.put("point_0", "50");

単純集計

集計表設定

単純集計の集計表に関する設定です。

設定項目 設定値

集計用EQL

集計用のEQLを記述します。

設定例
select string001,sum(integer001),sum(integer002) from sample.aggregation.AggregationEntity001 group by string001 order by sum(integer001) desc

定義されたEQLはPreparedQueryとして処理されます。 次の変数がバインドされます。

filter

集計画面からエンドユーザーが入力したフィルター条件。 org.iplass.mtp.entity.query.condition.Condition のインスタンス。フィルター条件未指定の場合はnull

1ページにおける最大件数

表示項目の最大件数を指定します。 上記の例を利用した場合、集計項目となるstring001が対象となります。

合計行の表示有無

各集計項目の合計を表示したい場合にチェックします。 この設定を有効にしたい場合は 集計用EQL にてグループ化が必要となります。

同じ値のセルをまとめる

列内の同じ値のセルをまとめ、一つのセルにします。 複数列ある場合は左から順にまとめますが、同じ値でも左側の列がまとまっていない場合はセルはまとまりません。

ページングを非表示

ページング部品(前を表示、次を表示)を非表示にする場合にチェックします。 非表示にした際は、1ページにおける最大件数を利用せず、全データを取得します。 データ件数が多い場合、処理に時間がかかる場合があります。

ページング表示位置

ページング部品の表示位置を設定します。

BOTH

検索結果の上下に表示

TOP

検索結果の上部に表示

BOTTOM

検索結果の下部に表示

Interrupter Class

集計結果をカスタマイズしたい場合に、カスタマイズ処理を実装したJavaクラスまたはUtilityClassを指定します。 指定するClassは org.iplass.mtp.aggregation.unit.simple.SimpleAggregationViewInterrupter を実装する必要があります。 詳細はカスタム処理の組み込みを参照してください。

Interrupterクラスを指定した場合、ページングやローデータ出力は無効になります。
1ページにおける最大件数を利用せず全データを取得するため、利用する際は対象となるデータ件数を考慮してください。

集計項目

集計用EQLに記述した各集計項目のラベルを指定します。 詳細は集計項目を参照してください。

集計項目

集計用EQLに記述した各集計項目のラベルを指定します。 上記の例を利用した場合、sum(integer001)、 sum(integer002)の順に適用されます。 追加 ボタンをクリックすると下記ウィンドウが表示されます。

項目 設定値

表示ラベル

集計項目の表示ラベルを指定します。

小計行の非表示

合計行を表示する場合に設定可能な項目です。 指定した項目の小計行を非表示にする場合にチェックします。 group by句で指定したプロパティに対してのみ有効です。 なお、select句とgroup by句で指定したプロパティが一致しない場合、正しい動作にならないため、注意してください。

グループ化項目

ローデータを扱う場合に必要な項目です。 集計用EQLで指定したEQLのgroup by 句を指定します。 設定例を利用した場合、string001を指定します。

フォーマッタ

集計表に表示する際の数値のフォーマッタを指定します。 未指定、整数、小数の中から選択します。

配置

集計表に表示する際の数値の配置を指定します。 未指定、左寄せ、中央寄せ、右寄せの中から選択します。

列幅

集計表の列幅を指定します。

グラフ設定

軸1の設定のグラフタイプにより設定項目が変わります。

折れ線/棒グラフ

折れ線グラフと棒グラフの設定項目です。

設定項目 設定値

グラフ高さ

グラフ表示時の高さを指定します。 単位はpx固定です。 数値のみの入力となります。

グラフ幅

グラフ表示時の幅を指定します。 単位はpxか%です。 省略した場合の単位はpxとなります。

(入力例: 800800px または 50%

第1軸の設定:グラフタイプ

第1軸のグラフタイプを以下の8パターンから選択します。 各グラフタイプにより入力項目が変化します。

線グラフ棒グラフ円グラフドーナツグラフバブルチャート散布図レーダーチャートピラミッド

横軸列

集計用EQLで指定したEQLのgroup by句を指定します。 group by句が複数指定されている場合、グラフは正しく表示できない場合があります。

積み上げグラフ

グラフを積み上げグラフする場合にチェックします。 2軸設定している場合は無効となります。

割合グラフで表示

積み上げグラフを各項目の値ではなく、項目の合計値に対する割合で表示します。

トレンドラインを表示

トレンドラインを表示する場合にチェックします

値表示方法

集計項目の値の表示方法を以下の3パターンから選択します。

非表示

グラフ上に値を表示しない

常に表示

グラフ上に値を表示する

マウスオーバー時

マウスオーバーした箇所の値を表示する

棒グラフの幅

グラフ表示時の棒グラフの幅を指定します。 単位はpxか%です。 省略した場合の単位はpxとなります。数値のみの入力となります。

棒グラフのパディング

グラフ表示時の棒グラフのパディングを指定します。 単位はpxか%です。 省略した場合の単位はpxとなります。 数値のみの入力となります。

棒グラフのマージン

グラフ表示時の棒グラフのマージンを指定します。 単位はpxか%です。 省略した場合の単位はpxとなります。 数値のみの入力となります。

項目のラベルを非表示

軸に表示しているラベルを非表示にする場合にチェックします。

各バーに異なる色を使用

棒グラフで同じ色を使わず、異なる色を使うようにします。

色の設定

グラフの各要素に使われる色を設定します。 未指定時はデフォルトの色が適用されます。

nullを0に変換

軸1、軸2に指定された項目の値で、データがnullのものを0として扱います。 nullのままの場合、グラフ上には表示されません。

凡例を非表示

凡例を非表示にする場合にチェックします。

凡例の表示位置(Placement)

凡例の表示位置を以下の2パターンから選択します。

内側外側

凡例の表示位置(location)

凡例の表示位置を以下の8パターンから選択します。

左上右上右下左下

凡例の行数

凡例の行数を指定します。

凡例の列数

凡例の列数を指定します。

X軸のラベルの傾き

X軸のラベルの傾きを指定します。 単位は角度です。 数値のみの入力となります。

X軸のラベルの表示位置

X軸のラベルの表示位置を以下の3パターンから選択します。 目盛りの中心に選択したラベルの位置が調整されます。

ラベルの先頭ラベルの中央ラベルの末尾

目盛りの数

目盛りの数を指定します。 数値を入力します。 線グラフの種類が 数値 の場合に入力可能です。

線グラフの種類

軸1の設定のグラフタイプが棒グラフの場合のみ設定可能です。 以下の2パターンから選択します。

カテゴリ数値

数値フォーマット

集計項目の数値の表示方法を以下の3パターンから選択します。

未指定整数小数

小数の桁数

数値フォーマットで 小数 を選択した場合の必須項目です。

X軸の最大値

X軸の最大値を指定します。 数値を入力します。 線グラフの種類が 数値 の場合に入力可能です。

X軸の最小値

X軸の最小値を指定します。 数値を入力します。 線グラフの種類が 数値 の場合に入力可能です。

グリッド線を非表示

グリッド上に表示されている線を非表示にする場合にチェックします

グラフ対象アイテム

プルダウンからグラフ対象アイテムを選択します。 必須ではありませんが、設定しないと正しく表示されません。 プルダウンには集計表設定の集計項目で指定した表示ラベルが選択可能な状態になっています。

Y軸の最大値

Y軸の最大値を指定します。 数値を入力します。

Y軸の最小値

Y軸の最小値を指定します。 数値を入力します。

刻み幅

Y軸の刻み幅を指定します。 数値を入力します。 2軸設定をした場合には有効になりません。

曲線で表示

線を曲線する場合にチェックします。 グラフタイプが 線グラフ の場合のみ指定できます。

基準線を表示

基準線の設定で設定した内容をグラフ上に表示する場合にチェックします

軸2の設定方法は軸1と同様となります。 軸2を設定した場合、軸1のY軸はグラフ左側に、軸2のY軸はグラフ右側に表示されます。

円/ドーナツグラフ

円グラフ、ドーナツグラフの設定項目です。 下記以外については、折れ線/棒グラフを参照してください。

設定項目 設定値

円に表示するラベル

円グラフでデータを表示する際の表示方法を設定します。

バブルチャート/散布図

バブルチャートと散布図の設定項目です。 下記以外については、折れ線/棒グラフを参照してください。

設定項目 設定値

トレンドラインを表示

棒グラフと同様です。 グラフタイプが 散布図 の場合のみ設定できます。

nullを0に変換

軸1、軸2に指定された項目の値で、データがnullのものを0として扱います。 nullのままの場合、グラフ上には表示されません。

X軸列

プルダウンからX軸列を選択します。 プルダウンには集計表設定の集計項目で指定した表示ラベルが選択可能な状態になっています。

Y軸列

プルダウンからY軸列を選択します。 プルダウンには集計表設定の集計項目で指定した表示ラベルが選択可能な状態になっています。

Z軸列

プルダウンからZ軸列を選択します。 本項目がバブルの大きさと対応します。 バブルチャートのみプルダウンには集計表設定の集計項目で指定した表示ラベルが選択可能な状態になっています。

ラベル列

プルダウンからラベル列を選択します。 バブル内にラベルを表示します。 プルダウンには集計表設定の集計項目で指定した表示ラベルが選択可能な状態になっています。

系列

プルダウンから系列を選択します。 プルダウンには集計表設定の集計項目で指定した表示ラベルが選択可能な状態になっています。

倍率(バブルチャートのみ)

Z軸の大きさの倍率を入力します。 未指定の場合は1となります。

マーカーサイズ(散布図のみ)

散布図の円のサイズを制定します。

ピラミッド

ピラミッドの設定項目です。 下記以外については、折れ線/棒グラフを参照してください。

設定項目 設定値

集計軸

プルダウンから集計軸を選択します。 プルダウンには集計表設定の集計項目で指定した表示ラベルが選択可能な状態になっています。

集計項目

プルダウンから集計項目選択します。 プルダウンには集計表設定の集計項目で指定した表示ラベルが選択可能な状態になっています。

対比項目

プルダウンから対比項目を選択します。 プルダウンには集計表設定の集計項目で指定した表示ラベルが選択可能な状態になっています。

系列

プルダウンから系列項目を選択します。 プルダウンには集計表設定の集計項目で指定した表示ラベルが選択可能な状態になっています。

2目盛り毎に色分け

集計軸を2目盛り毎に色を分けるかを選択します。

レーダーチャート

レーダーチャートの設定項目です。 下記以外については、折れ線/棒グラフを参照してください。

設定項目 設定値

項目

プルダウンから項目を選択します。 プルダウンには集計表設定の集計項目で指定した表示ラベルが選択可能な状態になっています。

基準線

基準線の設定項目です。

設定項目 設定値

線の種類

線の種類を選択します。 以下が選択可能です。

LineHorizontalDashedHorizontalVerticalDashedVertical

名前

線の名前を設定します。

表示

グリッドに線を表示するかを設定します。

線の幅を設定します。

線の色を設定します。

開始(X/Y)

線の種類で Line を選択した場合のみ設定可能な必須項目です。 線の開始位置のX座標とY座標を設定します。

終了(X/Y)

線の種類で Line を選択した場合のみ設定可能な必須項目です。 線の終了位置のX座標とY座標を設定します。

Y

線の種類で Horizontal または DashedHorizontal を選択した場合のみ設定可能な必須項目です。 線のY座標を設定します。

X最小値

線の種類で Horizontal または DashedHorizontal を選択した場合のみ設定可能な項目です。 線のX座標の最小値を設定します。

X最大値

線の種類で Horizontal または DashedHorizontal を選択した場合のみ設定可能な項目です。 線のX座標の最大値を設定します。

Xオフセット

線の種類で Horizontal または DashedHorizontal を選択した場合のみ設定可能な項目です。 線のX座標のオフセットを設定します。

X

線の種類で Vertical または DashedVertical を選択した場合のみ設定可能な必須項目です。 線のX座標を設定します。

Y最小値

線の種類で Vertical または DashedVertical を選択した場合のみ設定可能な項目です。 線のY座標の最小値を設定します。

Y最大値

線の種類で Vertical または DashedVertical を選択した場合のみ設定可能な項目です。 線のY座標の最大値を設定します。

Yオフセット

線の種類で Vertical または DashedVertical を選択した場合のみ設定可能な項目です。 線のY座標のオフセットを設定します。

ダッシュパターン

線の種類で DashedHorizontal または DashedVertical を選択した場合のみ設定可能な項目です。 破線のパターンを設定します。 それぞれ線の長さ(px)とスペースの長さ(px)で、未指定時は 8、8 となります。

グラフの色の設定項目です。

設定項目 設定値

グラフの色を設定します。

ローデータ設定

ローデータ出力時の項目などの設定です。

設定項目 設定値

allow the output of raw data

ローデータの出力許可。集計表やグラフからローデータの取得が可能となります。 集計表で出力したい行を選択(複数選択可)し、右クリックでコンテキストメニューを開きます。 グラフの場合は対象のデータをクリックして選択し、右クリックでコンテキストメニューから出力します。

本項目にチェックをした場合のみ、コンテキストメニューにローデータが表示されます。

CSV file name format

CSVファイルダウンロード時のファイル名をGroovyTemplate書式を利用して指定します。 詳細はCSV file name formatを参照してください。

CSV multiple format

CSVファイルダウンロード時の多重度が複数のプロパティの出力形式を指定します。

Each Column

多重度の数分別々の列に出力します。

One Column

1つの列にカンマ区切りでまとめて出力します。

One Column Fill Null

1つの列にカンマ区切りでまとめて出力します。 登録データが多重度分保存されていない場合にも多重度分空を補完します。

raw data Query

ローデータ取得用Query。
例)集計用EQLに以下が設定されている場合

select string001,sum(integer001),sum(integer002) from sample.aggregation.AggregationEntity001 group by string001 order by sum(integer001) desc

ローデータ取得用Queryに下記を設定します。

select integer001,integer002 from sample.aggregation.AggregationEntity001

定義されたEQLはPreparedQueryとして処理されます。 次の変数がバインドされます。

filter

集計画面からエンドユーザーが入力したフィルター条件。 org.iplass.mtp.entity.query.condition.Condition のインスタンス。フィルター条件未指定の場合はnull

raw data item

ローデータ出力項目のラベル、多重度を指定します。 上記の例を利用した場合、integer001, integer002に対応します。 Referenceプロパティに対する多重度は1を指定してください(行が分かれるため)。

カスタム処理の組み込み

カスタム処理を実装することで集計結果のカスタマイズが可能になります。

以下のインターフェースを実装したJavaクラスまたはUtilityClassを作成してください。 作成したクラスを Interrupter Class に指定します。

org.iplass.mtp.aggregation.unit.simple.SimpleAggregationViewInterrupter

処理一覧
メソッド 引数 戻り値 処理内容

afterAggregate

condition : SimpleAggregationCondition

List<Object[]>

集計結果を元にデータを編集します。 編集した結果を返します。

data :List<Object[]>

SimpleAggregationViewInterrupterの例
package sample.aggregation.simple;

import org.iplass.mtp.aggregation.unit.simple.SimpleAggregationCondition;
import org.iplass.mtp.aggregation.unit.simple.SimpleAggregationViewInterrupter;

public class SampleSimpleInterrupter implements SimpleAggregationViewInterrupter {

    @Override
    public List<Object[]> afterAggregate(
        final SimpleAggregationCondition condition, final List<Object[]> data) {

        //最終行に行を追加(列は列定義にあわせる)
        Object[] row = new Object[3];
        row[0] = "test1";
        row[1] = "test2";
        row[2] = "test3";
        data.add(row);

        return data;
    }
}

クロス集計

集計表設定

クロス集計の集計表に関する設定です。

設定項目 設定値

デフォルトフィルタ条件

EQLのWhere句を指定することで、一律に指定した検索条件を有効にする事が可能です。

定義されたEQLはPreparedQueryとして処理されます。 次の変数がバインドされます。

filter

集計画面からエンドユーザーが入力したフィルター条件。 org.iplass.mtp.entity.query.condition.Condition のインスタンス。フィルター条件未指定の場合はnull

合計行を表示

集計表に各列の合計値を表示します。

合計列を表示

集計表に各行の合計値を表示します。

Interrupter Class

集計結果をカスタマイズしたい場合に、カスタマイズ処理を実装したJavaクラスまたはUtilityClassを指定します。 指定するClassは org.iplass.mtp.aggregation.unit.crosstab.CrosstabAggregationViewInterrupter を実装する必要があります。 詳細はカスタム処理の組み込みを参照してください。

Interrupterクラスを指定した場合、ローデータ出力は無効になります。

表側、表頭の集計対象のプロパティ

表頭/表側となるプロパティを指定します。詳細は表頭/表側を参照してください。

集計結果の集計対象のプロパティ

集計結果の集計対象となるプロパティを指定します。詳細は集計結果を参照してください。

表頭/表側

緑のエリアには画面右側のPropertiesよりドラッグ&ドロップすることで、表頭/表側となる項目を指定できます。 集計項目の種類により設定する項目が変わります。

設定項目 設定値

集計項目の種類

下記2パターンから集計項目を選択します。

カテゴリカルデータ数量データ

表示名

集計結果項目の表示名を指定します。 表頭の場合のみグラフのラベルとして表示されます。

合計カテゴリのラベル

集計項目合計値のラベルを指定します。

列幅

集計表の列幅を指定します。 表側の集計項目のみ設定可能で、表頭の設定時には表示されません。 ここで設定した値は表側のヘッダ部分にのみ適用されます。 表頭部分及びデータ部分は集計結果の列幅が適用されます。

カスタムアイテムを利用して複数項目指定した場合、親項目列(子項目以外を組合せ)と子項目列の2列に別れます。 親項目列の幅は各親項目に指定された列幅の合計が適用され、子項目列の幅は子項目に指定された列幅が適用されます。

プロパティ名

集計対象のプロパティ名を指定します。 プロパティ名だけでなく数式(PreparedQuery)も指定可能です。

ソート順

集計結果のソート順を指定します。 集計項目の種類がカテゴリカルデータの場合のみ有効となります。

カテゴリ

集計したデータの表示名になり、表頭/表側に表示するラベルになります。 プロパティの値に対応するカテゴリを設定します。 集計項目の種類が数量データの場合は必須項目になります。

集計結果

画面右側のPropertiesよりドラッグ&ドロップすることで、集計結果の対象となる項目を指定できます。

設定項目 設定値

表示名

本項目は汎用画面のどこにも出力されることはありません。 管理上必要となる項目です。

数式

表側、表頭の各合計値を集計する為の項目です。 プロパティをドラッグ&ドロップすることで count(プロパティ名) が設定されます。 その他数式も設定可能です。

フォーマッタ

集計表に表示する際の数値のフォーマッタを指定します。 未指定、整数、小数の中から選択します。

配置

集計表に表示する際の数値の配置を指定します。 未指定、左寄せ、中央寄せ、右寄せの中から選択します。

列幅

集計表に表示する際の列の幅を指定します。

カスタム項目

デフォルトでプロパティ名が入ってない項目です。 プロパティを組み合わせた数式を指定する事が可能です。

グラフ設定

クロス集計のグラフに関する設定です。

設定項目 設定値

グラフタイプ

グラフタイプを以下の3パターンから選択します。

棒グラフ線グラフ円グラフ

主軸

主軸を指定します。 表頭、表側のいずれかを選択可能です。

グラフ高さ

グラフ表示時の高さを指定します。 単位はpx固定です。 数値のみの入力となります。

グラフ幅

グラフ表示時の幅を指定します。 単位はpxか%です。 省略した場合の単位はpxとなります。

(入力例: 800800px または 50%

Y軸の最大値

Y軸の最大値を指定します。 数値を入力します。

Y軸の最小値

Y軸の最小値を指定します。 数値を入力します。

積み上げグラフ

棒グラフ表示時に指定可能です。

割合グラフで表示

積み上げグラフを各項目の値ではなく、項目の合計値に対する割合で表示します。

トレンドラインを表示

トレンドラインを表示する場合にチェックします。

刻み幅

Y軸の刻み幅を指定します。 数値を入力します。

値表示方法

集計項目の値の表示方法を以下の3パターンから選択します。

非表示常に表示マウスオーバー時

X軸のラベルの傾き

X軸のラベルの傾きを指定します。 単位は角度です。 数値のみの入力となります。

X軸のラベルの表示位置

X軸のラベルの表示位置を以下の3パターンから選択します。 目盛りの中心に選択したラベルの位置が調整されます。

ラベルの先頭ラベルの中央ラベルの末尾

数値のフォーマット

集計項目の数値の表示方法を以下の3パターンから選択します。

未指定整数小数

小数の桁数

数値フォーマットで 小数 を選択した場合の必須項目です。

棒グラフの幅

グラフ表示時の棒グラフの幅を指定します。 単位はpxか%です。 省略した場合の単位はpxとなります。 数値のみの入力となります。

棒グラフのパディング

グラフ表示時の棒グラフのパディングを指定します。 単位はpxか%です。 省略した場合の単位はpxとなります。 数値のみの入力となります。

棒グラフのマージン

グラフ表示時の棒グラフのマージンを指定します。 単位はpxか%です。 省略した場合の単位はpxとなります。 数値のみの入力となります。

X軸のグリッド線を非表示

グリッド上に表示されているX軸の線を非表示にする場合にチェックします

Y軸のグリッド線を非表示

グリッド上に表示されているY軸の線を非表示にする場合にチェックします

項目のラベルを非表示

軸に表示しているラベルを非表示にする場合にチェックします。

曲線で表示

線を曲線にする場合にチェックします。 グラフタイプが 線グラフ の場合のみ指定できます。

各バーに異なる色を使用

棒グラフで同じ色を使わず、異なる色を使うようにします。

色の設定

グラフの各要素に使われる色を設定します。 未指定時はデフォルトの色が適用されます。

nullを0に変換

軸1、軸2に指定された項目の値で、データがnullのものを0として扱います。 nullのままの場合、グラフ上には表示されません。

凡例を非表示

凡例を非表示にする場合にチェックします。

凡例の表示位置(Placement)

凡例の表示位置を以下の2パターンから選択します。

内側外側

凡例の表示位置(location)

凡例の表示位置を以下の8パターンから選択します。

左上右上右下左下

凡例の行数

凡例の行数を指定します。

凡例の列数

凡例の列数を指定します。

基準線を表示

基準線の設定で設定した内容をグラフ上に表示する場合にチェックします

ローデータ設定

ローデータ出力時の項目などの設定です。

設定項目 設定値

allow the output of raw data

ローデータの出力許可。集計表からローデータの取得が可能となります。 集計表で出力したいセルや行を選択(複数選択可)し、右クリックでコンテキストメニューを開きます。 グラフの場合は対象のデータをクリックして選択し、右クリックでコンテキストメニューから出力します。

本項目にチェックをした場合のみ、コンテキストメニューにローデータが表示されます。

CSV file name format

CSVファイルダウンロード時のファイル名をGroovyTemplate書式を利用して指定します。 詳細はCSV file name formatを参照してください。

CSV multiple format

CSVファイルダウンロード時の多重度が複数のプロパティの出力形式を指定します。

Each Column

多重度の数分別々の列に出力します。

One Column

1つの列にカンマ区切りでまとめて出力します。

One Column Fill Null

1つの列にカンマ区切りでまとめて出力します。 登録データが多重度分保存されていない場合にも多重度分空を補完します。

distinct raw data

重複データを1つにまとめて出力します。

raw data item

ローデータの対象となる項目を設定します。 ローデータ表示時のラベルと、出力項目の値式、多重度を指定してください。 値式にはプロパティ名だけでなく数式(PreparedQuery)が指定可能です。 Referenceプロパティに対する多重度は1を指定してください(行が分かれるため)。

カスタム処理の組み込み

カスタム処理を実装することで集計結果のカスタマイズが可能になります。

以下のインターフェースを実装したJavaクラスまたはUtilityClassを作成してください。 作成したクラスを Interrupter Class に指定します。

org.iplass.mtp.aggregation.unit.crosstab.CrosstabAggregationViewInterrupter

処理一覧
メソッド 引数 戻り値 処理内容

afterAggregate

condition : CrosstabAggregationCondition

CrosstabResultSet

集計結果を元にデータを編集します。 編集した結果を返します。

data :CrosstabResultSet

CrosstabAggregationViewInterrupterの例
package sample.aggregation.crosstab;

import org.iplass.mtp.aggregation.unit.crosstab.CrosstabAggregationViewInterrupter;
import org.iplass.mtp.aggregation.unit.crosstab.CrosstabAggregationCondition;
import org.iplass.mtp.aggregation.unit.crosstab.CrosstabResultSet;

import org.iplass.mtp.aggregation.unit.crosstab.Category;

public class SampleCrosstabInterrupter implements CrosstabAggregationViewInterrupter {

    @Override
    public CrosstabResultSet afterAggregate(
        final CrosstabAggregationCondition condition, final CrosstabResultSet data) {

        //最終行に「test」行追加
        Category row = new Category("test", "test");
        data.getRowCategory().add(row);

        //集計結果を取得
        Object[][] originData = data.getData();

        int colSize = data.getColumnCategory().size();
        int rowSize = data.getRowCategory().size();

        //最終行までコピー
        Object[][] editData = new Object[rowSize][colSize];
        System.arraycopy(originData, 0, editData, 0, originData.length);

        //最終行に値を設定
        Object lastRow = editData[rowSize - 1];
        for (int i = 0; i < colSize; i++) {
            lastRow[i] = "test_" + rowSize + "_" + (i + 1);
        }
        data.setData(editData);

        return data;
    }

}

3.3. 表示方法

Aggregationはメニューとして登録する方法と、TopViewへ表示させる方法の2パターンが存在します。

メニューへの登録

集計画面を表示するにはメニューにActionMenuItemを登録します。 ActionMenuItemには雛型として gem/template/aggregation/ViewAggregationAction というメニューアイテムがあります。 このActionMenuItemをコピーしてメニューアイテムを編集してください。

項目 設定値

Name

管理しやすいように設定してください。

DisplayName

メニューの表示名になります。

Execute Action

gem/aggregation/unit/viewAggregation を指定してください。

Parameter

集計定義名(必須)とデフォルト検索条件を設定することができます。
defName=XXX&doFilterAggregation=true&xxxConditionCount=2&xxx_ope_0=GT&xxx_0=999

デフォルト検索条件のパラメータ

デフォルト検索条件は必要に応じて設定してください。

項目 設定値

doFilterAggregation

trueの場合表示時にフィルタ条件を適用、falseまたは未指定の場合はフィルタ条件を適用せず集計します。

xxxConditionCount

同一の項目で複数の条件を指定する場合の件数を指定、未指定の場合は1

xxx_ope_y

フィルタ時の比較演算子、指定できるのは以下となります。

EQ: 等しい

NE: 等しくない

SW: 前方一致

LW: 後方一致

IC: 含む

NIC: 含まない

IN: いずれかと等しい

LT: より小さい

GT: より大きい

LE: 以下

GE: 以上

RG: 範囲指定範囲指定の場合のみ下記のようにtoパラメータが必要となります。

RD: 相対範囲(日付)

RDT: 相対範囲(日時)

NNL: 値が設定されている

NL: 値が設定されていない

SL: 保存リストから

xxx_y

フィルタ時の値、型によって指定の際の制約あり

Boolean型

trueまたはfalse

Date型

yyyyMMdd形式

Datetime型

yyyyMMddHHmmss形式

Reference型

エンティティのOID

Select型

SelectValueのvalue値

Time型

HHmmss形式

xxxはプロパティ名、集計定義のフィルタ設定のプロパティ定義名をそのまま設定(参照先の項目等は.付きで) yはインデックス(同一項目で複数指定の場合に注意)、0から指定して下さい。

例)2000~6000の範囲内という条件の場合

integer001_ope_0=RG&integer001_0=2000&integer001_to_0=6000

Top画面での表示

TopView定義に単一集計パーツを配置することでTop画面に表示することができます。

設定項目 設定内容

Icon Tag

Fontawsomeによるアイコンタグを設定します。

Class

スタイルシートのクラス名を指定します。複数指定する場合は半角スペースで区切って下さい。

show Link for aggregation detail view

集計画面へのリンクを表示したい場合にチェックします。

override Aggregation setting

以下の4項目についてAggregationでの設定を上書きした状態でTOP画面に表示したい場合にチェックします。 Aggregation定義の設定が更新されるわけではありません。

show Grid

集計表の表示、非表示を設定します。

show Graph

グラフの表示、非表示を設定します。

show Graph on the first

グラフを集計表の上に表示するか設定します。

show horizontal tables and Graphs

集計表とグラフを横に並べて表示するかを設定します。

4. ダッシュボードの管理

定型集計を複数選択し、ひとつの画面上にまとめて表示します。 複数の定型集計を跨いだフィルターを設定することもできます

簡易BIの集計結果もダッシュボード上に配置できます。 ただし、簡易BIを配置した場合は、グラフの切り替えや項目の指定等はできません。

4.1. ダッシュボードの作成

Dashboardアイコンを右クリックして ダッシュボードを作成する を選択してください。

4.2. 設定

画面中央部の配置エリアに画面右側にある集計定義をドラッグ&ドロップで配置していきます。 中心となる集計定義を設定することで、その定義で設定されたフィルタ項目を他の集計と連動させることができます。

設定項目 設定値

中心となる集計定義

Aggregationを画面左のスペースにドラッグ&ドロップすることで有効になります。 詳細は中心となる集計を参照してください。

Add Separator

クリックするとセパレートセクションを追加します。 セクション内に複数のAggregationを横に並べて表示する事が可能です。 セクションの設定を開くとウィンドウが表示され、列数が設定できます。

Add Template

クリックするとテンプレートセクションを追加します。 セクションの設定を開くとウィンドウが表示され、テンプレートが選択できます。

Add Action

クリックするとアクションセクションを追加します。 セクションの設定を開くとウィンドウが表示され、アクションが選択できます。

Dashboardに設定したAggregation

Aggregationの鉛筆マークをクリックするとDashboardへの設定を行うウィンドウが表示されます。 詳細は各Aggregationへの設定を参照してください。

Edit default filter condition script

フィルターの初期条件を設定するスクリプトを記述できます。 設定内容については集計機能のパラメータを参照してください。

中心となる集計定義

Aggregationを画面左のスペースにドラッグ&ドロップすることで有効になります。 Dashboard内に配置されたAggregationが選択可能となります。 Aggregationを選択すると、そのAggregationのフィルター設定とPropertiesが表示され、ダッシュボードに対するフィルター設定が可能になります。

dashboard main

プロパティをフィルター設定の表にドラッグ&ドロップする事でフィルター設定が可能です。 ドラッグ&ドロップすると下図のようになります。 鉛筆マークをクリックする事で編集ウィンドウが表示されます。

dashboard filter
項目 設定値

プロパティ定義名

集計で利用しているEntityのプロパティ定義名です。 変更不可能です。

プロパティ表示名

Dashboardのフィルタ表示時のプロパティ名となります。

表示タイプ

表示タイプを選択します。 プルダウン選択時は下部にある 追加 ボタンをクリックし、選択値を設定する必要があります。 プルダウンはプロパティの型によって設定できる項目が変化します。

各Aggregationへの設定

Aggregationの鉛筆マークをクリックすると、Dashboardで表示する際の設定を行うウィンドウが表示されます。 初期時状態では何も設定されていません。

フィルタが設定されている場合、下部の一覧にフィルタ項目が nameプロパティ表示名 として表示されます。 右側の Properties からプロパティを一覧にドラッグ&ドロップすることで、ダッシュボードのフィルタ項目と集計のプロパティを紐付けることができ、横断的なフィルタの作成が可能となります。

dashboard aggregation

Edit additional filter condition scriptには、そのAggregationだけに適用するフィルタ条件を記述できます。 設定内容については集計機能のパラメータを参照してください。 また、集計の初期条件を使用するをチェックした場合、上記スクリプトを使用せずにAggregationの定義に設定されたスクリプトを使用します。

ドリルダウン機能

Dashboard上で 中心となる集計定義 に指定した集計のグラフをクリックすると、その内容に連動して他の集計の結果を絞り込むことが出来ます。 フィルタ条件に加えて、クリックした箇所(軸の項目名、凡例、グラフのデータ自体等)を条件として他の集計の再読み込みを行います。

dashboard drill before
Figure 1. 項目選択前
dashboard drill after
Figure 2. 項目選択後

中心となる集計定義(以下集計A)の項目からドリルダウンしたい集計定義(以下集計B)の項目を絞り込むため、 集計Aと集計Bの項目のマッピングが必要になります。 (集計対象が異なる可能性があるため) また、この絞り込みは通常のフィルタ条件に追加の条件を加える形のため、予めフィルタ条件の対象となっている項目のみ利用可能です。

上記の実行例では集計AのX軸(商品)を絞り込みの対象とし、それに対応する集計Bの商品を絞り込んでいます。 仮に集計Aの商品に対応する項目がマッピングされていない場合、集計Bは再読み込みされません。

ドリルダウンの対象にする場合、集計の設定画面で ドリルダウンするか をチェックし、 中心となる集計定義 のフィルタ条件に対応するプロパティを指定します。 なお、中心となる集計定義 に指定されている集計はドリルダウンの対象にはなりません。

dashboard drill setting

また、グラフの種類によって絞り込みが可能な個所は変わります。

単純集計
グラフの種類 絞り込み対象 再読み込み時に追加される条件

線グラフ

X軸

線グラフの種類がカテゴリ

選択した項目の値

線グラフの種類が数値

選択した項目の値

dashboard drill line xaxis

データ

線グラフの種類がカテゴリ

選択したデータに対応する集計表の行の内、グループ化対象となっている列の値

線グラフの種類が数値

選択したデータに対応する集計表の行の内、グループ化対象となっている列の値。 積上げグラフの場合は、面の領域を構成する各頂点を対象にする。 なお、集計した値が0の場合は対象外となる

dashboard drill line data

棒グラフ

X軸

選択した項目の値

dashboard drill bar xaxis

データ

選択したデータに対応する集計表の行の内、グループ化対象となっている列の値

dashboard drill bar data

円グラフ

凡例

選択した項目の値

dashboard drill pie series

データ

選択したデータに対応する集計表の行の内、グループ化対象となっている列の値

dashboard drill pie data

ドーナツグラフ

凡例

選択した項目の値

dashboard drill donut series

データ

選択したデータに対応する集計表の行の内、グループ化対象となっている列の値

dashboard drill donut data

バブルチャート

凡例

選択した項目の値

ただしバブルチャートは凡例選択によりデータを非表示に出来るため、非表示状態ではドリルダウンの対象にしない。 再度凡例をクリックすると該当データが表示され、このタイミングで合わせてドリルダウンの対象となる。

dashboard drill bubble series

データ

選択したデータに対応する集計表の行の内、グループ化対象となっている列の値

dashboard drill bubble data

散布図

凡例

選択した項目の値

ただし散布図は凡例選択によりデータを非表示に出来るため、非表示状態ではドリルダウンの対象にしない。 再度凡例をクリックすると該当データが表示され、このタイミングで合わせてドリルダウンの対象となる。

dashboard drill scatter series

データ

選択したデータに対応する集計表の行の内、グループ化対象となっている列の値

dashboard drill scatter series

ピラミッドチャート

対比項目

選択した項目の値

dashboard drill pyramid contrast

選択した項目の値

dashboard drill pyramid axis

データ

選択したデータに対応する集計表の行の内、グループ化対象となっている列の値

dashboard drill pyramid data

レーダーチャート

-

ドリルダウン機能の対象外

クロス集計
グラフの種類 絞り込み対象 再読み込み時に追加される条件

線グラフ

X軸

選択した項目の値

表頭または表側に数量データを指定した場合は、カテゴリに指定した数式を利用する。

データ

選択したデータに対応するクロス集計表のセルの表頭及び表側の値

表頭または表側に数量データを指定した場合は、カテゴリに指定した数式を利用する。

積上げグラフの場合は、面の領域を構成する各頂点を対象にするが、集計した値が0の場合は対象外となる

棒グラフ

X軸

選択した項目の値

表頭または表側に数量データを指定した場合は、カテゴリに指定した数式を利用する。

データ

選択したデータに対応するクロス集計表のセルの表頭及び表側の値

表頭または表側に数量データを指定した場合は、カテゴリに指定した数式を利用する。

円グラフ

凡例

選択した項目の値

表頭または表側に数量データを指定した場合は、カテゴリに指定した数式を利用する。

データ

選択したデータに対応するクロス集計表のセルの表頭及び表側の値

表頭または表側に数量データを指定した場合は、カテゴリに指定した数式を利用する。

キューブ集計
グラフの種類 絞り込み対象 再読み込み時に追加される条件

線グラフ

X軸

線グラフの種類がカテゴリ

選択した項目の値

線グラフの種類が数値

選択した項目の値

データ

選択したデータに対応する集計表の行の内、X軸、系列1、系列2の値(未指定のものは除く)

積上げグラフの場合は、面の領域を構成する各頂点を対象にするが、集計した値が0の場合は対象外となる

棒グラフ

X軸

選択した項目の値

データ

選択したデータに対応する集計表の行の内、X軸、系列1、系列2の値(未指定のものは除く)

円グラフ

凡例

選択した項目の値

データ

選択したデータに対応する集計表の行の内、X軸、系列1の値(未指定のものは除く)

ドーナツグラフ

凡例

選択した項目の値

データ

選択したデータに対応する集計表の行の内、X軸、系列1、系列2の値(未指定のものは除く)

バブルチャート

凡例

選択した項目の値

ただしバブルチャートは凡例選択によりデータを非表示に出来るため、非表示状態ではドリルダウンの対象にしない。 再度凡例をクリックすると該当データが表示され、このタイミングで合わせてドリルダウンの対象となる。

データ

選択したデータに対応する集計表の行の内、ラベル列、系列1の値(未指定のものは除く)

散布図

凡例

選択した項目の値

ただし散布図は凡例選択によりデータを非表示に出来るため、非表示状態ではドリルダウンの対象にしない。 再度凡例をクリックすると該当データが表示され、このタイミングで合わせてドリルダウンの対象となる。

データ

選択したデータに対応する集計表の行の内、ラベル列、系列1の値(未指定のものは除く)

ピラミッドチャート

対比項目

選択した項目の値

選択した項目の値

データ

選択したデータに対応する集計表の行の内、集計軸、対比項目、系列1の値(未指定のものは除く)

レーダーチャート

-

ドリルダウン機能の対象外

4.3. 表示方法

メニューへの登録

集計と同様の方法で表示を行います。 ActionMenuItemには雛型として gem/template/aggregation/ViewDashBoardAction というメニューアイテムがあります。 このActionMenuItemをコピーしてメニューアイテムを編集してください。 なお、利用可能なパラメータも集計と同様です。

Top画面での表示

TopView定義にDashboardパーツを配置することでTop画面に表示することができます。

設定項目 設定内容

Class

スタイルシートのクラス名を指定します。複数指定する場合は半角スペースで区切って下さい。

show Link for Dashboard

本項目にチェックを入れると、詳細へのリンクが表示されます。

override Dashboard setting

本項目にチェックを入れると、以下の項目についてDashboardでの設定を上書きし、Top画面に表示する事が可能です。 Dashboard定義の設定が更新されるわけではありません。

show Grid

集計表の表示、非表示を設定します。