1. 初期設定
MDCを利用する際には以下の設定が必要となります。
1.1. MDCモジュールの追加
mtp-service-configに以下を追記し、MDCモジュールの設定ファイルを読み込めるようにします。 「iplass-ee-skeleton」を利用している場合は該当箇所のコメント化を解除します。
<inherits>/mdc-service-config.xml</inherits>
また、「iplass-ee-skeleton」を利用している場合はWebFrontendServiceの以下箇所のコメント化を解除します。
GEM画面の場合にはGEM用のエラー画面を、MDC画面の場合にはMDC用のエラー画面を表示するための設定です。
<property name="errorUrlSelector" class="org.iplass.mtp.impl.web.CompositeErrorUrlSelector"> <property name="selectorMap"> <property name="default" class="org.iplass.gem.EnterpriseGemErrorUrlSelector" /> <property name="gem/" class="org.iplass.gem.EnterpriseGemErrorUrlSelector" /> <property name="mdc/" class="org.iplass.mtp.mdc.MdcErrorUrlSelector" /> </property> </property>
build.gradleに以下を追記し、MDCモジュールを実行時の依存関係に追加します。 「iplass-ee-skeleton」を利用している場合は該当箇所のコメント化を解除します。
implementation 'org.iplass.ee:iplass-ee-mdc' runtimeOnly 'org.iplass.ee:iplass-ee-admin-mdc'
追記後、プロジェクトのコンテキストメニューから Gradleプロジェクトのリフレッシュ
を行ってください。
web.xmlのWebFragment設定に mtp_admin_mdc
を追記し、AdminConsoleでMDCを利用できるようにします。
iplass-ee-skeletonを利用している場合は該当箇所のコメント化を解除します。
<!-- iPLAss web-fragment setting --> <absolute-ordering> <name>mtp</name> <name>mtp_admin</name> <!-- for adminconsole mdc --> <name>mtp_admin_mdc</name> ・・・・・ </absolute-ordering>
1.2. ロール / 権限設定
MDCモジュールを利用するユーザー用のグループ作成、ロール作成、権限設定を行います。
MDCモジュールにおける権限制御の詳細については、MDC権限制御を参照してください。
iPLAssのバージョン3.2.0以降でテナントを新規作成した場合、MDC用のグループやロール、権限設定は自動で作成されます。 それ以前のバージョンで作成した既存のテナントでMDCを利用する場合、本項を参考にMDC用のグループやロール、権限設定を手動で追加してください。 |
MDCを利用するユーザー用のグループを作成します。
グループのコードは MdcUser
にします。
MDCを利用するユーザー用のロールを作成します。
ロールのコードは MdcUser
にします。
ロール条件を追加し、前項で作成したグループに所属していることを条件にします。
user.memberOf("MdcUser")
Entityに対して権限を設定します。
MdcUser
ロールには、iPLAssが標準提供する mtp.auth.User(ユーザー)
等のエンティティを含め、Entity権限は初期設定されていません。
必要に応じてEntity権限を追加してください。
MDCユーザーが利用するActionに対して権限を設定します。
mdc
配下の全てのActionに対して許可を設定するため、「PermissionExplorer」の「Action Permission」にて、MdcUser
ロールの列と mdc
の階層フォルダが交差するセルをクリックし、Nameに適切な名前を、Allow Conditionに下記条件を設定してOKボタンを押してください。
org.iplass.mtp.mdc.auth.MdcAuth.isPermitAction(action, parameter)
Action権限の詳細については、MdcAuth を参照してください。
MDCユーザーが利用するWebApiに対して権限を設定します。
mdc
配下の全てのWebApiに対して許可を設定するため、「PermissionExplorer」の「WebApi Permission」にて、MdcUser
ロールの列と mdc
の階層フォルダが交差するセルをクリックし、Nameに適切な名前を、Allow Conditionに下記条件を設定してOKボタンを押してください。
org.iplass.mtp.mdc.auth.MdcAuth.isPermitWebApi(WebApi, parameter)
WebApi権限の詳細については、MdcAuth を参照してください。
1.3. 画面定義の設定
MDCの画面を構成する各種画面定義の初期設定を行います。
MDCモジュールにおけるTop画面のデフォルト定義を作成します。
AdminConsoleのメニューから MDC_TopView
を右クリックし、 TopViewを作成する
をクリックします。
表示されたダイアログのNameに DEFAULT
を入力して定義を作成してください。
TopViewの詳細については、TopView を参照してください。
MDCモジュールにおけるナヴィゲーション(サイドメニュー/アプリケーションバー)のデフォルト定義を作成します。
AdminConsoleのメニューから Navigation
を右クリックし、 Navigationを作成する
をクリックします。
表示されたダイアログのNameに DEFAULT
を入力して定義を作成してください。
DEFAULT
のNavigation作成後は、新規に追加したエンティティのメニューアイテムが DEFAULT
に自動で追加されます。
Navigationの詳細については、Navigation を参照してください。
MDCモジュールでは、iPLAssが標準提供する mtp.auth.User(ユーザー)
等のエンティティを含め、MDC用のEntityView定義は初期登録されていません。
EntityView定義が未登録のエンティティについては、検索画面や詳細・編集画面をエンティティ定義を元に自動で構成して表示します。
MDC用のEntityView定義を作成するには、AdminConsoleのメニューから操作したいエンティティを右クリックし、 MDC EntityView
をクリックします。
EntityViewの詳細については、EntityView を参照してください。